情シス転職で面接通過率を上げたいなら面接官を抑えよう【タイプ別攻略付き】

情シス転職で面接通過率を上げたいなら面接官を抑えよう【タイプ別攻略付き】

情シス転職で面接通過率を上げたいなら面接官を抑えよう

情シスの面接をうけるときに、どんな人と面接をするのかを知らないというのは、試験で何の科目・教科がでるのかを理解せずに試験を受けるのと同じです。

なぜか?情シスの採用面接での面接官は、さまざまな部門から参加する場合が多く、そして面接官それぞれの関心ごとが違います。どんな人が面接官としてでてくるのかを抑えないということは、いきあたりばったりの面接になります。

たとえば、ITの知識がない面接官との会話は、仮にあなたがものすごく高いIT技術を持っていても、伝わらない可能性が高いです。

案外知られてないのが、どんな方が面接官として出てくるのかは誰でも事前に聞けると言うこと。面接直前まで、だれがくるかわからないドキドキがなくなります。事前に準備ができます。通過率が上がるのは容易に想像ができるかと思います。

面接官を知り、それぞれの面接官と会話をして「是非、欲しい」と評価してもらい、合格はもちろんのこと、条件面を有利にすすめたいところです。

情シス面接で頻出する面接官のタイプ

情シスで出てくる面接官は5つのタイプにわけられます。それぞれの面接官の関心・興味はどのあたりにあるのか、質問などする時の会話の糸口、そして注意点を整理しました。だれが面接官として登場するかは、あなたが受けようとする役割・ポジションで決まってきます。

面接官が、情シス部門長のときは少し注意が必要です。ITのことを知らない人が部門長をやっている可能性があります。

いちばん面倒なパターンは、社内的にはITのことを知っていることになっていて、ただし、ちゃんと理解できていない場合。最近のわかりやすい例で言うなら「DX」の定義。普通に「DX化」とか言っちゃう。

対応がなかなか難しいですが、基本は相手に会話を合わせて「否定も肯定もしない」です。否定はそもそも面接であまり良い印象にならないし、肯定は自分に嘘をつくことになります。

「情シスリーダー」は、情シス部門の中で担当ではなくリーダーとして仕事をしている人を指します。注意点としては「好戦的な可能性」があるということ。

面接官の経験があまりない状態で、技術を知っているかどうかの確認要員として面接官として参加している場合、この状況になることがあります。その人の知識がベースとなり「知っているか?」の質問が繰り出されるのですが、気がつくと面接ではなく「議論」に発展していることがあります。冷静に。

いちばん右側に「その他」とあります。ITに詳しい人がいない会社での採用面接の時に稀にあるパターンです。情シス部門の担当レベル、情シス部門所属ではないけどITに詳しいので面接官として駆り出された他の部署の人、社員じゃないけどITに詳しい人など登場する人はさまざまです。

一つ言えるのは、このパターンに遭遇するとかなりの確率で苦労します。

情シス面接で困った時の鉄板かつ最強の対応方法3選

大前提として、受けようとする会社の事業を理解しておくことは絶対にやっておいてください。ITだけを知っていればいいという考えは、事業をおこなっている会社の情報システム部門では通用しないです。理由はこちらをどうぞ。

その上で、面接で困った時の鉄板かつ最強の対応方法を3つお伝えします。やることはシンプルで「立場や役割が違うことにより、前提知識や関心ごとが異なる状況下で、いかに会話をうまくすすめるか」になります。

確認する

最初、会話が順調に進んでいるかなと思っていたら、実は質問の意図を全然勘違いしていたり、そもそも質問の意味をちゃんと理解できていなかったことに気がつく場合があります。よくあるのは、面接官が中途半端なITの知識でITの質問をしてくるケース。

結論、変にごまかさなくてもいいし取り付く必要も嘘をつく必要もないです。もし、質問の意図を勘違いしていることに途中で気がついたら、「ご質問を○○と理解しましたが、あっていますでしょうか?」と確認するだけです。

質問の意味が理解できなかった場合も同様です。業界固有の言葉や、その会社ならではの歴史や置かれた状況といった前提があっての質問は、理解しようがありません。「今の質問を正しく理解したいので、もう少し詳しく教えていただけますでしょうか?」と確認するだけです。

確認をするという行為について、「理解度が低いと思われるのでは?」と感じられる方がいるかもしれませんが、中途半端な理解で回答する方があぶないです。気にせずしっかりと確認しましょう。

訂正する

説明した内容を、自分の意図とは違う形で面接官が認識・理解するケースがあります。ポジティブにとらえてくれる分にはいいのですが、問題はネガティブに認識・理解されてしまった時。

例えば、「分からないことは放置せずに調べる」ということを伝えたかったのに、なぜか「いちいち細かくて神経質な人」と受け取られてしまったり。

面接というのは、緊張の中で進みます。短い時間で相手を理解しなければなりません。たった一つの言葉の選び方を間違ったり、前後の会話の流れから、誤解が発生することがあります。

こういった場合も、それをそのまま伝えましょう。言い方もストレートで問題ないです。「もしかしたら説明の仕方が誤解を与えてしまっている可能性があります。私がお伝えしたかったことは○○です」と。

質問する

すでに述べた「確認する」「訂正する」は受けようとする会社を知るための良いきっかけになります。面接官の関心ごとを知るという意味でも、効果を発揮します。

確認・訂正したあとには、是非、追加で質問をしてみることをお勧めします。皆様の理解がより一層深まるのはもちろんの事、面接官からすると、会社・事業を知ろう・理解しようというポジティブな印象を与えます。

結局はそれぞれの面接官に「欲しい」と思ってもらえるか

面接官として誰が出てくるかは、面接前に聞くことができます。もし、教えてくれない会社だったら、少し考えた方がいいでしょう。

いろいろなことを秘密裏に進めるカルチャーを持っている会社の可能性があるのと、自然に考えて秘密にする理由が見つかりません。採用面接は、面接される側ではありますが、会社や面接官を面接する側でもあるということをお忘れなく。

面接官も同じ人間ですから、面接官が興味・関心があることで会話ができると自然と盛り上がります。「会話ができる」と思ってもらうことはとても重要で、かなりの確率で「いいね」と思ってもらえます。

是非、面接官として誰が出てくるのかを事前におさえ、面接の対策を立ててみてください。あなたが思っている以上に、効果があるはずです。

「情シス転職」を知りたい方はこちらからどうぞ